「ひらがな」学習のとき、教室からは子どもたちの元気な声が聞こえてきます。声を出したり、歌を歌ったりして、楽しい雰囲気の中で、こころとからだをときほぐします。しなやかなからだが、しなやかなこころを生み、子どもたちは、人と人とをつなぐ大切なことばを表現するための「ひらがな」を獲得していきます。
その際、大事になるのは、からだのバランス感覚、リズム感覚、指先や手首のしなやかさなど、小学校に入るまでに遊びや生活を通して、子どもたちが経験してきたことの積み重ねです。
本校の「ひらがな」学習は単なる文字の指導にとどまりません。紙と鉛筆だけでなく、さまざまなものを使って表現する中で、子どもたちは、文字を記号としてでなく、「ことば」を表現するためのツールとして、自分のものにしていきます。